1000万円の教育資金。それでも安心しきれなかった理由

① 教育資金をいただいた経緯

今回、夫の実家から1000万円の教育資金をいただきました。

銀行で教育資金の一括贈与ができる制度があり、
期間限定のため「今のうちに」と声をかけていただいたのがきっかけです。

義姉の子どもにも同じように準備しているとのことで、
わが家も対象にしていただきました。

出産予定の第二子は制度の対象外とのことで、
今回は2歳の長男名義での贈与となりました。

正直、最初は具体的な金額を知らず、
「ありがたいなあ」という気持ちが先にありました。

夫と義実家へ行き、銀行で書類を手続きし、
はじめてその金額の大きさを実感しました。

想像以上の額に、驚きとともに少し身が引き締まる思いもありました。

夫は都内で中学受験を経験し、義姉も同じ道を歩んでいます。

中学受験をするご家庭では、
小学校低学年のうちから準備を始めることも珍しくないと聞きました。

一方、私は地方出身で、中学受験にかかる費用や実情をほとんど知りませんでした。

だからこそ、この金額の大きさとともに
「これからどれくらいかかるのだろう」という見えない教育費への不安も感じました。

それでも、孫世代まで見据えて準備してくださる姿勢には心から感謝しています。

お金を“消費”ではなく“継承”として考える視点に、
純粋にすごいな、と感じました。

② 正直、最初に思ったこと

金額を知ったとき、まず感じたのは純粋な驚きでした。

「本当にそんなにかかる世界なのだろうか」と現実味が追いつかない感覚。

同時に、ほっとした気持ちもありました。

夫とは老後資金については話していましたが、
教育資金については「これからどうしていこうか」と考え始めたばかりのタイミングでした。

だからこそ、先に大きな土台を用意していただいたことは、
とても心強く感じました。

けれどその安心と同じくらい、
小さなプレッシャーも芽生えました。

夫は受験が身近にある環境で育ち、私は地方出身でほぼ無縁。
教育に対する前提知識や温度感があまりにも違うと感じたのです。

夫に当時のことを聞いても、
「母に勉強しなさいと言われていたな」
「塾に通っていたよ」
という断片的な記憶が出てくるだけ。

リアルな費用感や親の覚悟まではなかなか見えてきません。

かといって、義母や義姉に根掘り葉掘り聞くのも少し気が引けてしまいます。

“教育環境に恵まれた家庭に嫁いだ側”としての遠慮と、
子どもをきちんと育てなければという責任感。

感謝と安心の裏側で、そんな複雑な気持ちが静かに広がっていました。

③ 嬉しいのに不安な理由

これだけの教育資金を用意していただきながら、
なぜ私は不安を感じているのか。

理由はとてもシンプルです。
「全体像が見えていないから」。

まず、我が家はいつから私立を視野に入れるのか、
中学受験をするのかどうかさえ、具体的に話し合えていません。

教育の方向性が定まっていない状態で金額だけが先に提示されると、
安心よりも戸惑いが勝ってしまいました。

さらに、塾や習い事にどのくらいの費用がかかるのか、
私立進学の場合、総額はいくら必要なのか。

正直、ほとんど把握できていません。

そしてもうひとつ。

これからの物価上昇や学費の値上がりを考えると、
「今は十分でも、10年後も同じとは限らないのでは?」という思いも頭をよぎります。

いただいた資金は大きな支えですが、
未来の教育費がどれほど膨らむのかは誰にも分かりません。

さらに私は現在、第二子を妊娠中。

復職のタイミングもまだ決めきれておらず、
第一子の進路も幼稚園か保育園かすら確定していません。

何も決まっていない状態で、
「これで安心」と言っていいのだろうか。

嬉しいはずなのに、そんな迷いが消えずに残っています。

④ お金があっても消えない不安

今回の出来事を通して、あらためて感じたことがあります。

それは、育ってきた環境の違いです。

夫の家族は、教育や進路についての話題が
ごく自然に日常にある家庭です。

一方、私の実家は堅実で、身の丈を大切にする考え方でした。

進学は「本人の努力次第」。
教育資金についても、特別な準備をするというより
できる範囲での対応が基本でした。

どちらが正しいという話ではなく、
価値観の軸が少し違うのだと思います。

そして私は今、その間に立っているような感覚があります。

いただいた教育資金の具体的な金額は、まだ自分の実家には伝えられていません。

大きなお金を受け取った側として、
どう活かすのかを自分なりに考えたい、そんな思いがあります。

お金があるから安心、ではなく、
お金があるからこそ向き合わなければならない。

それが、今の正直な気持ちです。

⑤ わたしがこれから考えていること

いただいた教育資金は、学費や習い事など、用途が限られた制度です。

使途を証明するために領収書も保管する必要があります。
つまり「教育費はあるから安心」という単純な話ではありません。

教育資金は、あくまで“教育のためのお金”。
それ以外の将来資金や家計全体の安定とは別の話です。

だからこそ思うのです。
思考停止したくない、と。

・資産を増やすことも考える

インフレが進むなかで、現金のまま置いておく不安もあります。
以前は個別株を少しだけやっていましたが、
子どもが2歳になり相場を細かく見る余裕がなくなったためやめました。

今の生活に合う形で、あらためて資産形成を考えていきたいと思っています。

・NISAの活用

制度が整えば、まずは活用したいと考えています。
教育資金とは別に、自分たちで増やしていくお金も持ちたいです。

・自分で収入をつくること

いまは夫から生活費を受け取っています。
今後の働き方はまだ見えていません。

それでも、少しでも自分で収入をつくれたら。
それは金額以上に、自分の安心につながる気がしています。

このブログも、その挑戦のひとつです。

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